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今月の特集第2回『再チャレンジ研修で不安解消看護師の復職支援が本格化』

准看護師・看護師の免許を有しながらも、子育てなどのために医療現場から離れた、いわゆる「潜在看護職員」に熱い期待の目が向けられ、医師会を挙げて復職支援が行われています。再チャレンジ研修、子育てしながらでも働ける職場環境など、最近の復職事情を、現場の声を交えながらお伝えします。

看護師の現場復帰を日本医師会が本気で支援

看護師不足は慢性化、今後の養成だけではとうてい間に合いません。そこで目を向けられたのが、55万人存在すると言われる「潜在看護職員」です。

日本医師会は2008年に、潜在看護職員の把握や、潜在看護職員を対象としたアンケート調査などを行う「潜在看護職員再就業支援モデル事業」を、15県医師会の参加を得て実施しました。その結果をまとめたのが、2008年12月に発表された「潜在看護職員再就業支援モデル事業報告書」です。そこから潜在看護職員の実態や望んでいることが浮かび上がり、2009年から医師会を挙げての復職支援策が展開されています。

「潜在看護職員再就業支援モデル事業」参加医師会
東北ブロック ・青森県医師会   ・岩手県医師会
関東・甲信越ブロック
・栃木県医師会   ・群馬県医師会   ・埼玉県医師会
・千葉県医師会   ・長野県医師会
中部ブロック
・石川県医師会   ・岐阜県医師会   ・愛知県医師会
・三重県医師会
近畿ブロック ・兵庫県医師会
中四国ブロック ・徳島県医師会
九州ブロック ・福岡県医師会   ・沖縄県医師会

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復職の不安を解消する再チャレンジ研修が開始!

潜在看護職員の7割が復職の意思を持ち、その8割がブランクを埋めるための研修を「受けたい」と希望していました。受けたい研修内容でもっとも多かったのは「看護技術(実技研修)」。次いで「IT関連知識(電子カルテ等)」や「医療安全(医療機器、医療事故、感染管理等)」など、最近の医療現場で重きが置かれるようになった、つまり離職中に導入されたり、変わった部分に関する知識でした。

これらの結果を受けて、求められている内容に即した再チャレンジ研修が推進され、多くの病院や看護学校などで実施されています。研修内容はバラエティに富み、再就職者受け入れの現状、ワークライフバランスと職場選択、再就職者の体験談といった復職の不安を解消する研修から、心電図の読み方などといった技術的なものまで多様です。また、研修を受ける人に合わせて、個別の研修を行っている病院もあります。

受けたい研修の内容

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日勤のみ勤務、院内保育所など、働きやすい職場が増加中

潜在看護職員のほとんどは、育児中の女性です。復職の希望や意欲は十分あるものの、看護師としての仕事と、育児や家庭との両立を望んでいます。そのため、再就業に際して、勤務先には休暇のとりやすさや、院内保育所、学童保育などの育児支援を求め、通勤時間のかからない近隣医療機関や短時間勤務、日勤のみ勤務といった勤務形態を希望しています。そのようなニーズを受けてか、現在、「日勤のみ可能」、「週○日勤務OK」、「託児所あり」などの勤務条件の仕事も増加し、復職環境は向上しつつあります。

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コラム 悩んでいるより、少しでも早く実際の現場へ

せっかく研修があるのに、利用している方はまださほど多くはなく、復職をためらっている方も少なくないようです。数年前から復職支援研修を行ってきた八潮中央総合病院の看護部長、種村和行氏に、復職を考える看護師さんへのアドバイスをいただきました。

働くスタイルはさまざま

「研修では不足なら、半日パートでもいいから、働きながら慣れていけばいいんですよ」 (種村氏)
ブランクが10年以上などと長期の場合、2、3日の研修では自信を取り戻せない場合もあります。しかし、そこであきらめてしまうのはもったいないと、種村氏は言います。今は週1勤務や日勤のみなど、勤務形態もさまざまです。いきなり急性期病棟勤務などは不安でも、八潮中央総合病院のように緩和ケア病棟や療養病棟、訪問看護などさまざまな職場がある病院を選べば、少しずつ慣れていくこともできます。

「臨床現場以外にも、働く場はたくさんあります」(種村氏)
種村氏は、自分のキャリア開発を広い視野から考えるようアドバイスします。たとえば感染管理や入退院調整、教育など、病院内には臨床現場以外の仕事も多くあります。また、臨床現場から一度離れた機会を生かして、認定看護師、ケアマネージャーなど新たな資格を取って、さらなるキャリアアップを目指してもいいのではないでしょうか。

八潮中央総合病院
看護部長 種村和行氏
臨床を10年経験の後、看護学校で3年間教育に携わり、再び臨床の現場へ復帰。平成18年から2年間、埼玉県看護協会教育委員も務める。
種村和行氏
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